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【保存版】海外展開を成功させる7ステップ|初めてでも失敗しない“販路開拓の教科書”

作成者: Kota Hara|Apr 14, 2025 12:30:05 AM

「海外にも売れるかもしれない」と思ったけど、
何から始めればいいのか…調べても情報がバラバラで、よくわからない。

そんな “はじめて海外販路を開拓する中小企業の社長・海外営業担当” の方へ。
「迷わず動ける海外展開の7ステップ」 を、実例つきで具体的にまとめました。

なぜ今、海外展開?中小企業にとって“国内一本足”はリスクに

少子高齢化・原材料高・円安。
国内需要は頭打ちの一方で、アジア・中東・欧州では日本製品の人気が依然として高い状況が続いています。

実際に、

  • 技術力のある工場製品

  • 匠の技が光る伝統工芸

  • 高品質な食品・日用品

これらは現地バイヤーや代理店が「喉から手が出るほど欲しい」と感じているジャンル。

でも、「海外=難しい」と感じて、なかなか踏み出せない企業も多いのが実情です。

 

海外販路開拓がうまくいかない会社の3つの共通点

  1. いきなり代理店を探そうとする(順番が逆)

  2. 成功している企業の真似をせず、独自で試行錯誤してしまう

  3. 小さく始めず、最初から大きな成果を狙いがち

海外販路を始めて開拓する会社によく見られるパターンです。
でも大丈夫です。正しいステップを踏めば、リスクを抑えて成功に近づくことができます。

 

【実践ロードマップ】海外展開を成功させる7ステップ

STEP1|まずは“売れる国”を選ぶ|国選び=成功確率の半分

「どの国が合うのか?」を考えるのが最初のステップです。
これを間違えると、販路開拓はうまくいきません。

🔍チェックポイント:

  • 日本製品への信頼が高い(例:台湾、シンガポール)

  • 関税や法規制が比較的ゆるい

  • 現地パートナーとの言語・文化的な相性がいい

💡事例:京都の老舗茶筒メーカー「開化堂」
展示会でヨーロッパの顧客ニーズを掴み、15か国で販売。
👉 詳しくはこちら

 

STEP2|自社商品の“海外向けの強み”を言語化する

国内では通じる「うちの商品は高品質」が、海外では通用しないこともあります。
必要なのは、**「なぜそれが現地の人にとって価値があるのか」**を言語化すること。

✅チェック項目:

  • 現地の競合と比べたときの優位性

  • 使用シーンやターゲット層の具体化

  • 現地ニーズとのマッチング(例:宗教、気候、習慣)

 

STEP3|情報収集と市場調査は“スピード命”

「マーケット調査=時間がかかる」と思っていませんか?
今はJETROや自治体の支援、無料のレポートも豊富です。

🧰おすすめリソース:

  • JETRO「国・地域別海外ビジネス情報」
    👉 https://www.jetro.go.jp/world/

  • 商工会議所・都道府県の海外ビジネス支援室

  • 大使館主催の商談会・オンラインセミナー

💡リサーチだけで2ヶ月使ってしまった企業と、3日で仮説立てて行動した企業。結果に雲泥の差がつきます。上手にツールなどを使いながら素早く調査と仮説立案を行うことが肝心です。

 

STEP4|販路の選び方|代理店だけがすべてではない

「代理店を探さなきゃ」と思いがちですが、以下の選択肢があります。

  • ✅ 現地代理店(定番)

  • ✅ 商社(販路は強いが、マージン高)

  • ✅ 越境EC(ShopifyやAmazonなど)

  • ✅ 駐在パートナー・業務委託

  • ✅ 展示会や業界団体を通じた直販

💡事例:海外営業30年のベテランにインタビューしました

初めての海外代理店との面談・商談で失敗しないための準備と進め

 

STEP5|代理店探しは“見極め力”がすべて

代理店を探す際に重視すべき点:

✅ 取扱商品の相性・実績
✅ 販売ネットワークの広さ
✅ 担当者の熱量と理解力
✅ 契約条件と収益モデル

✍️単なる「紹介」ではなく、自社が育てていく姿勢が必要です。

💡事例:米国のバイオ系メーカーのオーストラリア進出

「紹介」経由の代理店探し、メリットと注意点 - 失敗しないための見極め方

 

STEP6|「契約」と「商品資料」で信頼を獲得する

海外では、「契約書+資料=信頼の証」です。

  • 独占契約の有無と範囲

  • 返品・瑕疵・ノルマの取り決め

  • 商品説明資料(英語/現地語)

  • 価格表・MOQ(最小注文数量)の明示

💡英語が苦手でも、翻訳+現地チェックで対応可能。プロのサポートを活用しましょう。

 

STEP7|小さく始めて、改善を繰り返す

いきなり成果は出ません。
「1国・1代理店」から始めて学び、改善することが、成功の鍵です。

  • テストマーケティング(限定エリアで展開)

  • 初期は小ロット・簡易包装でもOK

  • 売上よりも「売れ筋・反応」を重視。

💡「売れた国・売れなかった理由」から次の打ち手が見えてきます。そのためには、代理店から現地の情報を聞き出すことが肝心です。

 

最後に:海外販路開拓に必要なのは“勇気”より“設計図”

海外販路開拓は、決して「冒険」ではなく、戦略的な「設計図作り」を意識しなければなりません。

  • 小さく始めて、大きく育てる

  • 失敗しても撤退しやすいように準備する

  • ひとりでやらず、プロの知見を借りる

📌実際に動き出した企業の多くが、「もっと早く始めればよかった」と言っています。
今こそ、第一歩を踏み出すときです。

 

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