「海外に売りたいけど、ウチの製品ってそもそも売れるのかな…?」
これは、初めて海外販路開拓を検討する多くの中小企業の社長や海外営業担当の方が抱く、リアルな悩みです。
本記事では、風力発電や医療系ソリューションで海外代理店開拓を実際に進めてきた 馬場さん へのインタビューをもとに、製品が本当に「海外で売れるか」の見極め方を、リアルなエピソードと具体的な手法で解説します。
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海外市場調査の方法(初心者向け・簡単)
海外代理店の探し方(LinkedIn活用)
海外販路開拓・海外販路拡大を低リスクで始める方法
馬場さんが最初に海外展開を考えるとき、必ず自分に問いかけていたのがこの3つだったそうです。
誰が・どんな理由でこの製品を必要とするのか?
現地には類似の競合がいるか?価格帯・強みは?
現地の法律や認証、商習慣に製品は適応できるか?
これは、まさに「海外で売れる確率」を見極めるチェックリストになります。
たとえば、馬場さんが関わっていた風力発電の製品(1台300〜400万円)は、天候にも強いという特性上、日本では台風が多く導入メリットが明確。
しかし、タイやインドでは自然環境や認証制度が異なり、そのままでは売れないと判断されました。
「売れそう」ではなく「売れる根拠」を、データや顧客の声から集めるのが大切です。
「市場調査って難しそう…時間もお金もない…」
そんな方でもできる、実践的で無料〜低コストで始められる海外市場調査方法をご紹介します。
馬場さんが実践していたのが、LinkedInのSales Navigatorを使ったヒアリング調査です。
「台湾のエネルギー系代理店にDMを送り、まずは『この製品、需要ありますか?』と聞いていました」
たとえば、工場向けの省エネ機器を海外で売りたい場合:
検索キーワード:「Thailand Energy Engineer」「Malaysia Factory Manager」
メッセージ例:「日本で工場の電気代を40%削減したこの製品、そちらでもニーズありますか?」
営業ではなく「相談」として送ることで、返信率が高まりますし、市場にニーズがあるか現地の生の声を聞くことができます。
「市場調査協力者として、代理店候補に聞くと信頼構築にもつながります」
代理店は現地のニーズに精通しており、「この製品、現地でどんな反応がありそうか?」を聞くことで、調査と信頼構築を同時に行うことができます。
その反応が良ければ、パートナー候補として深掘りしていきましょう。
たとえば、高価格な健康サプリを海外に売りたいとします。
AmazonやRedditで「anti-aging supplement」などで検索すると、
どんな製品が売れているか
価格帯やユーザーの不満
薬事規制への懸念点
などが見えてきます。机上でできる市場調査として、非常に有効です。
製品の可能性が見えたら、いよいよ海外代理店の選定・開拓です。
市場調査をお願いした時の反応から、誠実さや販売力が見えてきます。
たとえばインドでは「認証取得にコストがかかる」ため、「売る責任がある契約」や「保険・保証」の整備が欠かせません。
短期で売り切りたい代理店よりも、中長期で市場を一緒に育てるパートナーを選びましょう。
さらに代理店の探し方を知りたい方はこちらの記事も参考にしてください!
→【保存版】成果につながる海外代理店の見つけ方7選|BtoBプラットフォームから展示会まで徹底解説!
海外で製品を売る前にできることはたくさんあります。
そして、意外とお金も時間もかからずに始められる方法が多く存在します。
LinkedInで現地の人に「需要あるか」聞いてみる
過去の導入実績を「海外ユースケース」として言い換える
Amazon・Reddit・現地フォーラムで競合やニーズを探る
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