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越境ECで広がる海外販路:代理店に頼らない直接販売の始め方と成功のコツ

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中小企業の海外展開といえば「現地代理店を探す」が定番。しかし、代理店選びは時間も手間もかかり、ハードルが高い…。そんな悩みを抱える経営者の方へ、もう一つの選択肢——越境ECをご紹介します。

「良い代理店が見つからない。でも、海外に販路は広げたい。」
「自社の商品に手応えはあるけれど、英語や契約の壁が怖い。」

そんな時は、代理店探しの方法を見直すことも一つの手です。
「良い代理店が全然見つからない…」そんな時に試すべき発想転換と代替アプローチでは、新たな視点や代替手段について詳しく解説しています。

さらにこの記事では、越境ECを活用して、代理店に頼らず直接海外に販売する方法を具体的に解説します。少ないリソースでも始めやすく、成功事例も豊富。ぜひ最後までご覧ください。

 


なぜ今「越境EC」なのか? 中小企業にこそ向いている理由

1. 少ないリソースでもスタート可能

・商品があればOK。輸送や決済は外部サービスでカバー可能。
・翻訳やカスタマー対応も外注可能。自社で抱え込む必要なし。

2. 市場テストができる

・広告や販促で小規模に販売を試し、売れ行きを見ながら投資判断ができる。
・失敗しても大きな損失になりにくい「ローリスク」展開。

3. 現地の代理店開拓に役立つ

・越境ECで得た実績を提示することで、現地パートナーの信頼を得やすくなる。
・「まずは越境ECで市場をテスト→実績をもとに現地パートナーや代理店へ展開」という流れで成功した企業もあります。
また、代理店以外の選択肢として、海外営業代行サービスの活用も検討できます。
海外営業代行サービスとは?代理店との違い、メリット・デメリットを比較では、それぞれの特徴を詳しく比較しています。

 


越境ECの始め方:4つのステップで解説

ステップ① 売りたい国を選ぶ

  • どの国でニーズがありそうか?

  • 競合商品はあるか?

  • 規制や輸入条件は?

【例】
→ 健康食品:シンガポール、香港、台湾など規制が比較的緩く、富裕層が多い国が狙い目。

ステップ② プラットフォームを選ぶ

国内型 vs 海外型

  • 国内型(楽天グローバル、Yahoo!ショッピング海外版など):日本語で管理しやすいが、販路は限定的。

  • 海外型(Amazon.com、Shopee、Tmall Globalなど):本格的に売るならこちら。ただし言語・物流・決済の壁あり。

プラットフォーム比較表(例)

プラットフォーム 主な国 特徴
Amazon.com 米国 信頼性高く、集客力あり。ただし競争激化。
Shopee 東南アジア 初心者向け。手数料安く出品も簡単。
Tmall Global 中国 ブランド力が求められるが、高価格商品が売れる。

ステップ③ ロジスティクスと決済手段を整える

  • 倉庫:国内発送 or 海外フルフィルメント(FBA※Amazonが提供するサービスなど)

  • 決済:Paypal、Stripe、現地通貨対応の越境ECカート(Shopifyなど)

ステップ④ プロモーションとカスタマー対応

  • SNS広告、Google広告、現地インフルエンサーなどを活用

  • お客様対応は英語対応ツールや外注を活用


成功事例に学ぶ:越境ECから現地展開へ

事例① 北海道の日本食メーカー(BtoB)

最初はTmall Globalで販売を開始。品質と価格競争力で注目を集め、香港のレストランバイヤーから直接連絡が入るように。結果として、代理店を通さずに現地卸先と継続契約に。

事例② 日本製ベビー用品メーカー(BtoC)

Shopeeで出品→広告出稿により東南アジアでヒット。現地小売店から問い合わせが入り、現地代理店との契約へ発展。

 


越境ECに取り組む際の注意点

  • 税関・輸出入規制:国ごとに異なるため、事前リサーチは必須

  • 為替変動:価格設定に影響

  • 顧客対応:トラブル時の対応力が問われる


まとめ:代理店探しの前に、越境ECで実績づくりという手もあり

越境ECは「小さく始めて、大きく広げる」海外展開の有力な第一歩です。リスクを抑えてテストマーケティングができ、代理店や現地パートナーとの交渉材料にもなります。

「まず何から始めればいいかわからない…」という方は、まずは小さな一歩として越境ECに挑戦するのも手です。

 


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