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中小企業こそ、なぜ今「海外展開」なのか?その必要性と3つの理由

少子高齢化、人口減少、物価高騰——。国内市場の先行きが見えづらい中、「このまま日本国内だけでビジネスを続けていていいのか?」と感じている中小企業の方も多いのではないでしょうか。

実は、今まさに海外展開をスタートする企業が増えているのには、明確な理由があります。
この記事では、これから初めて海外代理店を探す方に向けて、中小企業が海外展開に踏み出すべき3つの理由を、事例とともに紹介します。

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1. 国内市場は確実に縮小する。売上維持だけでも厳しくなる時代へ

✅ 2040年には“人口2,000万人減少”という予測も

日本の人口は2008年をピークに減少し続けており、2050年には9,000万人以下になる見通しです。
消費者が減れば、国内市場も確実に縮小していきます。

例:ある地方の食品加工会社では、地域スーパー向け売上が前年比85%に落ち込んだことを機に、ベトナム市場へ展開。結果、現地の中間層向けに“日本の健康食品”として評価され、3年で輸出売上が国内売上を上回るように。

国内での売上維持が年々難しくなる今、「新しい売上をどこで作るか?」が問われています。

 


2. 「日本ならではの商品・技術」は、海外で唯一無二の価値になる

✅ 中小企業の“強み”はむしろ海外で輝く

日本国内では当たり前に感じていた自社の商品や技術が、海外では代替不可能なものとして重宝されることがあります。

例:岐阜県の金属加工メーカーは、精密加工技術を武器にドイツの部品商社と契約。国内では価格競争が激しかったが、ドイツでは「この品質でこの納期は他にない」と高評価。現在は売上の30%以上を欧州が占める。

また、アジア諸国では「日本製=高品質・安心」のブランドイメージが強く、特に製造業・食品・日用品・医療関連などでの引き合いが増えています。

海外で自社の価値をどう伝えるかに悩んでいる方は、「良い代理店が全然見つからない…」そんな時に試すべき発想転換と代替アプローチの記事もあわせてご覧ください。

 


3. “小さく始められる”海外展開の手段が整ってきた

✅ 昔よりずっと始めやすい時代になっている

かつての海外展開は「現地法人設立」「大きな投資」が当たり前でしたが、今はスモールスタートの選択肢が豊富です。

  • 現地代理店を活用:固定費をかけずに販売開始

  • オンライン商談・展示会:現地渡航せずに販路開拓

  • 支援制度の活用:ジェトロなどが提供する補助金や専門家支援

例:石川県の発酵食品メーカーは、オンライン展示会を通じてシンガポールのバイヤーと接点を持ち、試験販売から月300万円規模の輸出へ拡大。最初の費用は20万円ほど。

代理店に頼らずに自社ECでスタートする方法もあります。詳しくは越境ECで広がる海外販路:代理店に頼らない直接販売の始め方と成功のコツをご覧ください。

 


海外展開は“経営の選択肢”になる時代へ

少子高齢化、物価上昇、円安など、国内市場だけに頼るリスクが高まる一方、海外市場には“伸びしろ”と“求められる日本品質”が確かに存在します

「代理店の探し方がわからない」
「現地との契約ややり取りが不安」
そうした壁を乗り越える方法も、今はしっかり整ってきました。

これからの海外展開は、“一部の大企業だけのもの”ではありません。
地方の小さなメーカーでも、技術や想いがあれば海外で戦える時代です。

 


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