海外での販売展開を目指し、代理店との契約を考え始めた時。 「この人に任せたい」と思える代理店が見つかっても、いざ契約となると――
英語が苦手でも海外展開できる!失敗しない海外代理店とのやり取り術&厳選ツール5選
「海外代理店とやり取りしたいけど、英語が不安で踏み出せない…」
そんな声をよく聞きます。特に、初めて海外展開に取り組む中小企業の社長や海外営業担当の方にとって、言語の壁は思っている以上に大きなプレッシャー。
でも安心してください。いまは英語に自信がなくても、しっかり成果につなげられる方法があります。
この記事では、英語に不安があっても海外代理店とスムーズにやり取りするための5つのツールと、すぐに実践できる具体的なコミュニケーションのコツを紹介します。
なぜ「英語が不安」だと海外代理店開拓が止まるのか?
「DeepLがあるから大丈夫」とは言っても、やはり現場では次のような不安がよく聞かれます。
-
専門用語が正しく伝わるか不安
-
ニュアンスの違いでトラブルにならないか心配
-
相手にプロフェッショナルだと思われないのでは?
たとえば、ある都内の製造業の社長はこう言っていました:
「初めてのメールで “Dear Sir or Madam” と書くのにもドキドキして、結局送れずに1週間たってしまった」
こうした小さなつまずきが、海外展開のスピードを大きく落とします。
でも、正しいツールと型を使えば、やり取りは驚くほどスムーズになります。
英語が苦手でも安心!現場で使えるコミュニケーションツール5選
① DeepL(翻訳)
-
特徴:自然な表現でビジネス文書にも強い
-
活用例:見積依頼・納期確認・仕様の説明などのメールを日本語→英語に変換
-
裏技:翻訳後、元の日本語と照らし合わせてニュアンスのズレを確認
🔗 https://www.deepl.com/translator
② Grammarly(英文チェック)
-
特徴:文法だけでなく「より適切な表現」に修正してくれる
-
活用例:DeepL翻訳後に貼り付けて、表現を洗練させる
③ ChatGPT(英文作成・修正)
-
特徴:カジュアル〜フォーマルまで、トーンの調整が自在
-
活用例:「この日本語を、英語で海外代理店向けに丁寧な文にしてください」と依頼するだけ
-
応用例:Zoomミーティングの冒頭スクリプトを作ってもらうことも可能
④ Slack(継続的なやり取りに)
-
特徴:メールよりもカジュアルで即レスしやすい
-
活用例:週1の進捗報告やサンプル発送の連絡など
-
実例:ある家具メーカーは「Slackで毎週火曜に短文レポート送信」で現地パートナーと信頼構築中
⑤ Notion(情報共有)
-
特徴:製品情報・価格表・契約書などを1か所に集約できる
-
活用例:代理店向けFAQ、製品マニュアルの英訳、画像付き仕様書の共有
-
メリット:資料の最新版が常に見られるため、メールでの「最新版どれ?」問題を回避
すぐに使える!海外代理店との英文テンプレートと実践テクニック
✔ 最初のコンタクトメールは「型」で乗り切る
Subject: Business Inquiry – Potential Agency Partnership
Dear [Name],
My name is [Your Name] from [Company Name]. We are exploring a potential partnership with your company in [market/product].
Would it be possible to arrange a short call to discuss further?
Best regards,
[Your Name]
あくまで最もシンプルな一例ですが、わかりづらくならないようにシンプルに伝えるのが良いです。
🔍 ポイント:DeepL → Grammarly → ChatGPT でトーン調整が王道パターン。
👉 さらに詳しい面談・商談の進め方については、こちらの記事も参考になります:
初めての海外代理店との面談・商談で失敗しないための準備と進め方
✔ 英語の言い回しより「意図の明確さ」が大事
遠回しな表現より、シンプルで明快な文章が好まれます。
-
❌ We would be grateful if you could kindly consider sending the quotation...
-
✅ Could you please send us the quotation by Friday?
「失礼かな?」と思っても、はっきり言った方が信頼されます。
✔ わからないときは「確認する」が正解
通訳がいなくても、以下のフレーズだけ覚えておけば安心です:
-
"Just to confirm, you mean that..."
-
"Let me make sure I understand correctly."
-
"Could you clarify what you mean by...?"
実話:英語が得意でも売れない代理店もいる
しかし、英語のコミュニケーションが卒なく取れるといっても、商品を売ってくれるかどうかとは別問題です。ある金属部品メーカーが「英語が堪能な現地代理店」と契約したものの、半年後に成果が出ずに解約したこともあったそうです。
一方で、別の代理店は英語は片言でも、
-
製品の強みをよく理解
-
地場のネットワークに強い
-
小まめに報告してくれる
という特徴があったため、結果として、こちらの方が売上・継続率ともに圧倒的に高かったそうです。
👉 代理店の選定に関するリアルな経験談は、こちらの記事が参考になります:
医療機器の代理店開拓で学んだこと──インドネシア市場での現場経験から
まとめ:英語の壁はツールと工夫で乗り越えられる!
英語が苦手だからといって、海外展開を諦める必要はありません。今は、
-
翻訳+チェックツール(DeepL+Grammarly+ChatGPT)
-
コミュニケーションツール(Slack+Notion)
-
テンプレと型を活用した明確な伝え方
で、海外代理店としっかり信頼関係を築くことができます。
「これは使えそう!」と思った方は、ぜひ周りの方にもシェアしてみてくださいね。
メルマガ登録で最新情報をキャッチ!
ブログでは定期的に海外代理店開拓に役立つ記事を発信していきますが、さらに深い情報を知りたい方にはメルマガ登録がおすすめです。登録していただくと、新着記事や限定情報をいち早くお届けします。
今すぐメルマガに登録して、海外市場への第一歩を踏み出しましょう!
配信登録